birdiebike’s 私と自転車の話題はタダ

年を取ったときに読み返すよう、自分専用備忘録。美しい老後のために悪口禁止。ネガティブ厳禁。

美しい50歳を祝して

美しい50歳

残念ながら私のことではありません。
どんなに諦めようとしても諦められず、
手放しても戻ってきてくれて
私と積極的に引き合ってしまうダーリン様のことです。

体型が変わらない事はもちろん、
私が25のときにうっとりしたその顔も、
芯はちゃんと残して
歳を重ねられていらっしゃる。私の大好物な皺だけ増やして!

それだけ私が安心させてあげていないのか、
はたまた別の理由で緊張感があるのかわかりませんが、
顔もからだももこんなに変わらないんだから
今後も「騙された」と感じる事は生涯ないのでしょう。

男性の最も美しい30代後半から40代を頂戴したわと
満腹なお腹をさすっていたところでしたが
さらに味の深まった50代が待ちうけているなんて
私はなんて贅沢で美味しいコースを選んでいるのかと思います。

そしてダーリンから選ばれたことに
人生で何かひとつは達成したなと。勝ち組気分が沸いてくるのです。

私はやり遂げたなと。

満足に足る相手との出会いに感謝の気持ちでいっぱいです。








自伝のような記録2 ダビデ像

大不倫の末一緒になったけれど、
彼はあまり恋愛体質な人ではない。
よく私とあんなに大恋愛できたな。素質はあるんだろう。
ただ、若い頃、厄介な女の子に好かれてしまい
身うごき取りにくくなった苦い思い出があって
「どうか俺を好きにならないでくれ」と念じる癖がついてるらしい。
私の金の粉とは真逆な発想。真のモテとはこういうことか?

顔もからだ(50を迎える今もダビデ像のよう)も大好きだが、
2人で話をするのは私の素晴らしい趣味になった。
知的に満足できる相手と暮らすと
毎日が修学旅行の夜(みたいに話が尽きない)と誰かが言ってた。
本当にその通りだと思う。

外食好きな私を諫めて、家にとどまらせるために
彼は料理を始めてくれた。
味噌汁にダシを入れることも知らなかったのに
今では1人で前菜から用意してくれる。
お気に入りの常連客のようにもてなしてくれるので
ワインバルのマスターといちゃつくごっこも可能な日々だ。
そんな夜を過ごすたびに
こんなに恵まれたオンナ、いまこの瞬間、
東京に何人いるかな、と思うのだった。

こんなにsmartでsexyでsweetな喋るダビデ像
お返しできるものがなにもない。
容姿もだいぶ衰えた。
私はミケランジェロの作品じゃない。


彼は私を喜ばせ、私は彼を困らせ、笑わせる。
私のギフトの方が一つ多いみたい。

自伝のような記録 1「金色の粉 」


20代後半はいつも3人くらいと定期的に会っていた。
付き合っていたというと語弊があるかもしれないけれど、
そこそこの優先順位を授けられ、そこそこな束縛モードは受けた。
モードに過ぎなかったのは、全員既婚者だったからだ。
おかげで3人回していけることができた。
体は大変だったけれど、この状況にバランスするよう
気持ちと脳の回転が最適化された気がする。
今も私のどこかにその時に調整した何かが
しっぽの跡のように残っているからだ。

3人目を捉えてしまったと報告した時、1人目から
もう金色の粉を振りまくな、と言われた頃が懐かしい。
今ではそんな粉、どこから出すのか、ひとふりできるものなら見てみたいものだけれど
粉を作っていた臓器がどこだったかはわかるような気がする。
動かすことは無理でも、ここにあるなと。使おうと思えば使えるのか、
当時のように脳の回転と連携するのか、錆びつきっぷりを確認するのも一興か。

テリーとアルバートさんを足して2で割ったような3人目は
控えめに言っても理想のオトコで、私の運命の人だった。
今一緒に住んでるのだ。夢は叶った。
やり抜いた自分を褒めてやりたいと
しみじみとする、その同じ脳みそが同時に、
ゆるゆると回転鈍くなっていくのもまた寂しく思うのだった。
あんなにクルクル回っていたのに、
必要なくなると、動かなくなるのものなのだな。

そして体は緩やかに太っていき、
私の気持ちは
退屈とはちがう方向に、でも似た曲線を描いて
持て余し気味に伸びてくる。

15年。

後に運命の人と思えるオトコを
当時自慢だった容姿とコミュニケーション能力で拿捕した3ヶ月後
ワールドトレードセンターに飛行機が突っ込んだ。













だって東京でしか、会社でしか消耗したくないじゃない

働き方についていろんな議論がある。
私にもいろんな夢があった

働き方への興味は子供の頃からあって
背伸びしていろんな記事を読んだけど
今も当時とあまり変わっていない。ということは
あまり社会が進んでいないのか、
同じところをぐるぐるまわってしまう種類のテーマなのか、
はたまた一周しているのか?

夕暮れにベランダに向かってキーボードを叩いていると
なんかいいアイディアが浮かびそうだけれど
実際の私は会社のデスクでうんうん唸りながら
なんとか凌いでいて
いいこと思いついちゃった♪と思うときは
歩いてる時か、シャワーからあがった時か、
トイレでぼんやりしている時だったりしている。

好きな音楽を聞いていると、
嬉しかった瞬間とか思い出して浸ったりしちゃうから
隣の部署の電話がうるさいなぁなんて思いながら
高さの合わない会社の椅子でこそ
私は実際に働くんでしょう。

どうせ、仕事は消耗するもんなのだ。
だったら家以外がいいし、
会社以外の娯楽が多いところでがいい。

でもできれば、蛍光灯の下からは出たいかな。
あ、オリンピックのときはみんなで観たい。

働くことに対する私の夢はそれくらい。




ものを大事にしないのか、ものが勝手に変わっていくのか

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iPhoneを新しくしたら、家のblutootheスピーカーが使えなくなった。

仕方なく、⒊5mmケーブルをつないで使ってみる。
。。。とさらりと書いてみたが、
このケーブルだって奇跡的に放ったらかしておいたもので
いつもの私なら確実に捨てていた。
「何でも入れ」の箱を探ってみたら、運良く入っていただけ。
とっておいた意識はまったくない。

なぜつながらないのか、
ネットで検索しても正解にはたどり着けていない。
blutootheのバージョンが合わなくなったのではないかと想像する。
私はものを大事にしないとよく彼からは怒られるけど
久しぶりに使おうとして振られてしまうと、
邪険にもしたくなる。

今使っているこのキーボード(写真)も、
出張前、iPad用にと意気込んで買ったはいいが、
あまり使い勝手がよくないことと
音がうるさいことがネックになって
もはや仕事のお供に連れていっていない。
このままだと、確実にあの「何でも入れ」行きだ
。。。大きさ的に入らないけど。


音楽はAppleのサーバーに預けることになって(iTunes match)、
私が買ったものなのに、
そこからいちいちストリーミングすることになってしまった。
20年前、つまらないバイト先からの帰り道、
擦り切れるほど、、、というかCDの調子が悪くなるほど
聞きこんだアルバムは
いまや大きな「何でも入れ」CD版となっている
ワイン箱に放り込こまれて久しく
思い出に浸ろうとして掘りかえすのは
そのワイン箱ではなくてiPhoneで、
結果人様のサーバーから落として聞いているなんて
、、、なんか不思議!
CD本体を捨てられずにいるのは
Appleが信じられないのもあるけれど(バックアップ用ね)、
何より大事な思い出だからでもあり。

今日の教訓は、
「何でも入れ」は大事にすべし。











 

サボりの午後に思うこと

今日もさぼってしまった。昨日は午後から取材のフリして妹の家に行ったのだ。

スズメかなにか、鳥の鳴き声を聞きながらソファでぼんやりしている。
生乾きで嫌な匂いのする洗濯物を
晴れ上がったベランダの空にさらしたら
気分も大変よくなった。
風呂上がりだが髪も渇いたので
ちょいと散歩に出かけようかな、と思いつつ
いや、溜まってる映画を見たほうがいいかなとも思う。
待ってれば必ず帰ってくる彼の存在が
サボった午後の選択肢を広げる不思議。

それにしてもよく鳥の鳴き声が聞こえる街だな。
街路樹、うちのベランダ、隣の屋上菜園と、サラウンド状態で声が響く。
こうも鳥が鳴いていると、避暑地にでも来た感覚になりそうだけど
そうならないのは、スズメだからか。

早稲田の家に何年住むことになるかわからないが
風通しがいい部屋で、ベランダで植物がよく育ち、食に贅沢した日々のサントラとして
夕方と朝方のスズメの声は覚えておこう。






初夏の京都、初めてだ

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初夏の京都に彼と鱧を食べに行く。

出張に同伴してもらうだけだけど
彼との小旅の合間に仕事をこなすような気持ちで行きたいところ
 
鏡の前で年をとること怖がる毎日だけれど
思いたって京都に行けるようになっているのは
中年になったおかげ。ケチケチするもんですか。
 
今朝はいそいそ鉢植えにたっぷり水をあげた。
2日分♪