birdiebike’s 私と自転車の話題はタダ

年を取ったときに読み返すよう、自分専用備忘録。美しい老後のために悪口禁止。ネガティブ厳禁。

都バスとワタシ

久しぶりに1人の休日。

洗濯しながら、こういうのはいつぶりかなと考える。

先週は西荻窪方面を散策しながら

話題の本屋で本を色々買ったんだった。

今日はベッドでゆっくり読むのもいいかもと

珍しく寂しがりもせず、なんだか安定した気持ち。

 

会社が企業型確定拠出年金を始めることもあり

老後の事を思って無駄遣いを減らそうモード。家でじっとしたい。

本を読むのはお金のかからない趣味だなとつくづく思う。

本代はケチらないことにしている、

自分に跳ね返ってきそうで怖いから。

アパレル業界で働いてる人は衣服代に結構使っているはずだ。

飲食の人は。。。。飲食代ケチってそうだけど。

 

 

最もお金がかからない趣味といえば考え事か。

妄想。。。大好きかもしれない。

最近さらに妄想にハマりつつある。

 

会社の帰りはよくバスを使うが

このスピードがぼんやりものを考えるのにちょうどいい。

ゆっくり走るし、よく止まる。

電車と違って車窓の景色も近くてよく見えるし

喋ってる人も少ない。

 

自分の妄想に集中できる環境。

頭の中から湧いて流れていく考え事たちに

バスの外を流れる車窓の景色たちが並走してくれるみたい。

 

子供の頃からそうだったなと。

プールの帰り道、1年間のバス通学の帰り道

見知った通りを眺めながら

真面目なこともエロいこともいろいろ妄想してたな。

将来の想像も山ほど。

 

その時の妄想上の私と、今はどれくらい違うのかな。

思い出せるといいのだけれど。

 

運良く1番前が空いていたらラッキーと思う気持ちは

当時からずっと変わらない。

お年寄りが座れない高さだから

混んでる、席譲るべきかな、みたいな逡巡が要らない。

目の前に座席がないので、

さらに物思いに集中できるのだった。

バスが停留所に入ってくる時にすでに空いてるか

目で追ってしまうもの。

 

そうだ、都バスは私らしいのだ。

私にふさわしくて、私にぴったりなのだ。

妄想の故郷であり、だからこそ居心地がよく

意識こそ自分自身だとするならば

バスにいる私こそ私なんだとすら思えるほどだ。

 

意外と遠くまでいけるのに

ついていけなくなることはない。

 

 

 

 

 

 

 

 

アウトプットとインプットー読書家の先輩に思う

久しぶりにFacebookを見たら、
会社の先輩が買った本を縦に積んで写真をアップしていた。
それも結構頻繁に。
4、5冊を積んで背を撮影するのを日記がわりにしているみたい。
長距離通勤だもんねーと思って眺めていたが
焦ってきた。私は一冊も読んでないので、
インプット量の差が、その写真の数だけあるんだなと。

私ときたら
ブログに書くことといえば老後の楽しみ用にのろけ話ばかり。
Twitterやネットの記事などほんのちょっとのインプットで
いかに多くの本を作るかっていう勝負をしてるのかと思えるほど
編集者のくせに本を読んでいないこの現実!

結構読書家だったんだけどね。
さすが、日芸の文芸に行く人はレベルが違う。
本当は彼女のような人が単行本部署向きで
私のような人間が雑誌向きなんだろうなぁ。

会社の人事に文句などない。
むしろありがたい事ばかりだけど、先輩がインプットしまくってるのを見て
私は飲んで太ってのろけてばかりだな。アホかと。

長く続かないと思って必死にのろけているのか
愛されていることを残したくて頑張ってるのか、
はたまた
自信がない自分への応援なのか、わからないけれど、
彼の行為は非常に執筆意欲をかきたてるんだもん。





喉が痛いと思った夜は

久しぶりにひとりで晩御飯。
あと一時間半後に彼はかえってくるが
体調がわるい私ははやく就寝すべく
先にごはんをすませた。

風邪をひいた実感があるうえに仕事も詰まってなかったので、
早めに帰宅し
ネギと白菜たっぷりの鍋を1人でたらふく食べた。
今は薬を飲んで、布団に潜り込んでいる。

太ってしまったことも、
流産してしまったことも、
酔って記憶がぶっ飛んでいることも、
手がけた本が凄い売れたり
凄い売れなかったりしたことも、

軽い気持ちで、耳障りのいい言葉に浸ったことも
大切な誰かを傷つけたり
誰かから傷つけられしたことも、

なんだか全て遠い遠い記憶になる
風邪の初期症状。

風邪は肉眼レンズをひっくり返す。
毎日がすごく遠く、小さく見えてくる。

その中に可愛い部屋が見えていて
あー、これが私の家なんだ。
そうだ、この家を買ったんだった。
ここに初志貫徹したダーリンと住んでるだったって気づいて
安心して眠くなる。

たまには風邪ひかなきゃな。
レンズをひっくり返して
自分がいかにラッキーだったかを。
そして
結構頑張ってきたんだってことを自覚しよう。

周りの雑音に乱される日が来ても
この景色を思い出せれば
穏やかでいられる。
意地悪禁止、被害妄想禁止、
ネガティブ禁止、自己憐憫厳禁。





















達人の記録 2

同程度の男女がくっつく、とか
付き合う相手は自分の鏡などと聞く。
ダビデ氏と私が釣り合っているとしたら
それは心底嬉しい。

容姿はもちろん、頭の回転、笑いのセンス、
稼ぐ力に、芸術面、歴史、政治経済の教養と
趣味や気なんて漠としたもの以上に
合いたい項目目白押しの中年カップルにとって
私もこうなら素敵と感じられる。

ただ新しいモノコトを体得していく能力は
私の数倍パワフル。
おかげで今は
料理の腕を上げつつある彼とスーパーをハシゴすることが
刹那主義の私の目を覚まさせるほどに気持ちいい。

私は彼の好きな事にそんな勢いでは追いつかないけれど、
きっと2人で楽しめるものは増えていく。
その確信がありがたくてたまらない。

たまに一緒に仕事してものを作り、
美味しい酒宴と楽しい会話のあとにイチャつけて
起きたらアイスカフェオレが自動的に出てくる生活。
私が悦ぶのは当然として
彼も楽しんでくれているとしたら
きっと外側からは壊れないだろう。