birdiebike’s 私と自転車の話題はタダ

年を取ったときに読み返すよう、自分専用備忘録。美しい老後のために悪口禁止。ネガティブ厳禁。

月に向かって散歩

サボりサボり通っているジムの帰り道、

火照った体を冷ましましょうと、

ちょっと遠くの公園まで足を伸ばしてみた。

登りたてのまん丸な月に向かって歩くと

その公園に着くといういい塩梅が嬉しく

こういう散歩もアリだな、

つまり目的地なしで月に向かうというコースの面白さを味わう。

公園のベンチで

高校生の時に好んで聞いた曲を聴きながら月を眺めていると

当時の自分に話しかける一歩手前の気持ちに。

それでは、と話しかけようとすると

うまい言葉が見つからないもので。

「いつどんな時もあなたはセカンドベストは選ばないよ」とか?

「心から好きだった奴に好かれながら一緒に暮らしているよ」とか?

当時はリアルな恋愛もなく

想像失恋して泣きたい時に聴くための曲とかあったけれど

今それを再生したってウルっとも来ない。

実はそこに安心した。こんなに月が綺麗な夜なのに⁉︎

センチメンタルにならない!

「こんなんで泣かなくなってるよ、色々あってね…」

声かけるとすればこれか。

「泣けないじゃなくて? 感受性枯れた?」とか言いそうだなぁ、

生意気だからなぁ。高校生時分。

まぁでもそのおかげで色々楽しいでっせ、とも言ってあげたい。

変な人は近づいて来ないよ、ありがたい。

ボサボサなくせっ毛をわざわざ愛でるような、

内側も洒落た人が近づいてくるよ。

その生意気な口を静かせにさせるために

たっぷり甘やかしてくれますよ。