真冬のしつらえ
寒さに耐えかねて激安ホットカーペットを敷いた。
ただそれだけで
すっかり床座りの生活スタイルになってしまった。
目線が低く新鮮だが、
気がつくとソファとダイニングテーブルが物置に。
カーペットは2月末で終わりにしよう。
あまり綴ると消えて無くなりそうで怖いけれど
つまらない男性と食事をするたびに
ダーリンに出会った運命に、そして選んでもらった奇跡に
感謝したくなる。
労働時間が短くても、休みが多くても
こういう人がいなかったら
ワークライフバランスは取れているとは言えないのでは?
私は依存しすぎているのだろうけれど。
長時間労働で疲弊している若い子に対して
心配するのはそこなんだけど
うまく伝える自信はない。
私は公私混同の末に手に入れた。
ただただ我が身の幸運に感謝し
引き換えに訪れる(かもしれない)悲しみに向かって
なにかを準備する。