そこはかとない絶望
90年代の曲を聴くと思い出す
私の中にあった、うっすらと暗い未来。
なんとなく未来に絶望していて、いろいろ悲観していた90年代。
当時流行していた音楽を聴くと
なんだか胸が痛いのだ。
でも!
私は当時とても健康で、貧乏だけど東京に実家があって
バイトばかりの日々で授業料自力だったけど
六大学に通えていて。よかったじゃんね。
なぜあんなにそこはかとなくうっすら絶望していたのか。
大学で出会った周りの友人が「圧倒的に優秀!」ってことはなかったし
(つまり私もそんなに馬鹿ではないと感じた日々だった)
結局、実家がちょっと貧乏以外なんのコンプレックスもない私は
今考えたら、、、成人するために必要なものを全て持っていたのに!
グランジろっくを聴いていたからかな。
暗い未来の準備ばかり考えてたんだよね。
心身健康な四大卒の東京出身女子にとって
ちょっと実家が貧乏なんて、
正直なんの壁にも足枷にもならなかったよ。
あんなに怖かったのになぁ、
これからどんな悲しいことがあるのかって。
どうせ起こるんでしょって。。。。。何も起こらなかったよ。
これを誰かに伝えられたらいいのに。
20代の女の子の浅はかさはすごい。
世間しらずが無駄な絶望を呼んで、
意味もなく怖がらせるけれど。
30年後の未来なんて誰にもわからないの。
前だけを向いて、しっかり歩けばいいのにね。